さる太

リス衛門はサッカーをする時に一番どこのポジションをしたい??

りす衛門

やっぱりゴールを決める人でし!!かっこいいし、みんなにキャーキャー言われたいでし

さる太

そうだよね。じゃ~守る時だったらどうやって守る??

りす衛門

スライディングしてボールを奪ってやるでし。1対1では絶対に負けないでし

さる太

そうだよね。かっこいいよね

りす衛門

なんでそんなこと聞くでし??

さる太

深い意味はないんだけど、やっぱりやるなら花形をしたいよねって話しだよ

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ある旅行会社のお話し

とある大手の旅行会社があって、毎回100件予約があったら必ず50件以上の問い合わせがありました。

コールセンターの数を増やすのは人件費的にも難しかったので、その会社が考えたのが対応時間の短縮です。

スキルアップにより一件あたりの対応時間を短くすることができれば、それだけ多くの件数をこなすことができるからです。

それを数百万人まで続けて、数千万人になった時にさすがに何かがおかしいことに気づきました(笑)

そしてようやく、何の問い合わせが多いのか調査に乗り出し、その原因が分かったのです。

原因が分かったのでその対策を行ったら50%以上の問い合わせが20%以下にまで落ち着いたそうです。

 

上りの考え方と、下りの考え方

上りと下りの名称は例えば、

北を上り、南を下りと呼んだり、

東京を上り、地方を下りと呼んだりする、上り下りです。

そして物事に対して上りの考え方とは、それらの原因や本質を指し、

下りの考え方とは発生している諸問題に対処する方法や対応を指します。

 

つまり、先ほどの旅行会社において、

上りの考え方が、そもそも何の問い合わせが多いのかの原因究明であり、

下りの考え方が、コールセンターの質を高めるということです。

 

ここで重要なのは、上りの考え方も、下りの考え方も、重要であるということです。

だってコールセンターの質が高まることは良いことですよね??

とはいえ、そもそも上りの考え方があったら問題も起きてないわけで、卵が先か鶏が先か、の論争になるのです(笑)

 

ただ、、、ですよ??

問題ってそもそも起きない方が良くないですか??(笑)

仮に問題が起きたら、ちゃんと解決したくありません??

 

先の例でもあるように、上り、つまり本質がどこにあるのかを知らなければ、いくら下りの対処を行っても、本質部分が解決していないので、場当たり的になってしまいます。解決もしません。

 

例えば肩こりがひどかったとします。

痛いから肩の筋肉をほぐす施術ばかり受けていても、一時は楽になっても、すぐにぶり返します。なぜなら本質的な肩こりの原因を探し、治療できていないからです。

 

このように、基本的にモノの本質を分かっている人、見抜こうとする人は物事を上手く進めることが出来ます。良好な人間関係を築くことも出来ます。下りの考え方を上手く活用できているともいえます。

逆に上手くいかない人というのは全てが下りの考え方になっています。

だいたい人が揉める原因も、お互いの下りの考え方をぶつけ合っているからです(笑)

 

だから本質を捉える、上りの考え方を身につけよう!!

・・・

・・

っと言えたら楽ですよね(笑)

もちろん出来る人はバンバンやっちゃってください。ここからはなぜそうならないのか、出来ない人の本質を探ろうと思います

 

上りの考え方には人間にとって致命的な落とし穴がある

気づきにくい

先の旅行会社の件もそうですが、何百万件まで気づかずに下りの考え方に集中していました。

上りの存在に気づいたのは何千万件になってからです。

このように、モノの本質というのは、そちらに意識が向いていなければ気づきにくいのが特徴の一つです。

なぜなら、あなたが本質だと思っている事柄は、実は下りだったってことがあるからです(笑)

 

評価されにくい

これが上りの考え方で一番の落とし穴です(笑)

人間の最大の欲求は、食欲、睡眠、性欲です。

現代において、それら3つの安全が基本的に脅かされるのはありませんよね。

っとなると次に大きな欲求となるのが、承認欲求です。いわゆる、他人に認められたいという欲求です。

ここが、上りの考え方と相性が非常に悪いのです(笑)

 

なぜなら上りの考え方は、評価されにくい、達成感がない、実感がない、というおよそ承認欲求からほど遠い考え方だからです。

 

考え方は非常に簡単で、起きなかった問題は起きなかった証明が出来ないからです。

つまり、問題を未然に防いだ証明はできないが、問題が起きて解決した方は証明することができ、かつ評価を受けやすいのです。

分かります?めっちゃ面白くないですか??

問題を未然に防いだ方が圧倒的に優秀なんですよ。能力も高い。だけど評価されにくいというね(笑)

これ承認欲求満たしたい人からしたら最悪でしょ??(笑)

だから下りの考え方に執着するんですよ

 

例えば、交通事故の件数を減らすという目標があったとしましょう。

①講習会や講演を行って、みんなに道路交通法を知ってもらう

②スピード違反をバシバシ取り締まる

さて、どちらが評価されると思います??分かりますよね(笑)

 

①の場合はお金も手間もかかります。その上、講習や講演をしなかった事によって起きていたであろう事故の証明はできなく、誰かを救ったという実感もありません。なんとなく前年比のデータを見て、効果があったのかな??くらいの達成感です。感想としても、やらないより、やった方が良い程度じゃないですか??

一方の②は、

罰金でお金は取れるし、自分が取り締まっている実感もあります。スピード違反している人たちを罰する事が出来るので、交通事故を減らす効果も期待できるでしょう。実績もつくし、評価もされやすいです。

どっちが良い?って聞かれたらほとんどの人が②を選ぶでしょう。

もちろん①も②も、両方とも重要なのは間違いないです。

ここで言いたいのは、人の感情は②に傾きやすく、目がいきやすいという事です。

だから判断を見誤りやすくなるということを覚えておきましょう

 

まとめ

いかがでしたでしょうか??

勘違いしてはいけないのは、上りの考え方最高!!下りの考え方は無駄!!なんていうお話しじゃないですからね(笑)

結論で言うと、両方重要で、両方しなければならないという事です。

よく使われる例えで、

魚を釣ってあげるのと、魚の釣り方を教えてあげるのはどっちが重要??

という質問

上りの考え方は、魚の釣り方を、

下りの考え方が、魚を釣ってあげること、ですが

ぶっちゃけましょう。

今この瞬間にお腹をすかしている子に必要なのは、魚の釣り方ではありません。魚を与えることです

お腹を満たしてあげる事で初めて、魚の釣り方を教えてあげるのです。だから、

魚を釣ってあげることが重要!!

魚の釣り方を教えてあげるのが重要!!などと、どちらが重要なのかを論議するのは正直ナンセンスなのです。

 

これはキレイごとも同じです。

確かにキレイごとは上りの考え方かもしれません。

しかし現に今この瞬間に困っている人もいます。

上りだけでは解決できないし、下りだけでも解決できないことは往々にしてあります。

こうやって考えるハバが広がったら、迂闊な発言は出来なくなります(笑)

こういった要因も、人は知りたがらない=本質を知ろうとしない理由かもしれませんね(笑)

 

この記事を読んでしまったあなたはそうならないようにして下さいね(笑)

目先の下りの考えに縛られないように、偏った考えを持たないように、、、

だからこそ、を合言葉に、本質を見抜く目を養いましょう

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