人間は確率が絡む選択では自分に不利な選択をしてしまう愚かな生き物である

 

まい助&なな子

またここから始めるんだね(汗)

さる太

それくらい重要だからね

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 全てはあなた自身の統計学

世の中には占いが好きな人も嫌いな人もいますよね

ちなみに私は好きです(笑)

 

でも占いが嫌いっていう人は何なんでしょうね??

まぁその理由も、占いも色々ありますが、少なからず正座占いなどの占いは信用できるんじゃないでしょうか??

なぜならアレって人間の統計学でしょ??

人の本質はいつの時代も変わりませんからね

よくオンリーワンって言いますけど、実際は自分と似たようなやつなんて過去にも現在にも未来にも絶対いますよ(笑)

全く一緒ではないってだけで、差して変わりないと思いますよ?私は。

だからこういうヤツはこういう事をするっていう占いは単に統計学の話しで、だから当てはまりやすいんだよね。んで中には例外がいるってだけの話し。

 

さて話は戻って自分自身の運命も要は自分の今まで行ってきた統計によって決まるってことが今回のお話しです。

 

これは前回のお話しを読んでいたら少しは見えてくる内容じゃないかなって思います 😛

 

では同じく感情に支配されない為の情報をお伝えしたいと思います

 

プロスペクト理論

敢えて難しく言うと、この理論は

「不確実性の中において人間が意志決定する行動原理」 を示した理論です。

冒頭の言葉に直結するお話しです。

 

何度も言いますが、人は感情で動いても碌(=ロク)なことが起きません。

なぜなら感情で生きると必ずといっていいほど誤った選択肢を選ぶハメになるからです。

っというのも、人は感情によって

⇒よりお得となる選択を自ら切り捨ててしまう傾向がある
⇒より損をする選択をしてしまう傾向がある

からです。

冒頭の言葉をもう一度、

「 人間は確率が絡む選択では自分に不利な選択をしてしまう愚かな生き物である 」

 

怖いんですよ。感情は

 

その良い例として物理的なお話しをしましょう

 

人に殴られると思ったらどうします??

理不尽ですよね(笑)

でも実際相手が今にもあなたを殴ろうと振りかぶっていたらあなたはどうします??

きっとあなたは怖いから後ろへ下がると思います

怖いから下がる

この理屈は分かりますよね?

怖いから身を守るために後ろへ下がるのです

正に感情によって動かされた行動ですが、これが間違いなのです

なぜなら後ろに下がってしまったら相手のパンチはフルパワーになるからです。

簡単な原理で、振り子で一番威力が上がるのはどこですか??という話しです

だからこの場合、正解なのは前に出ることです

つまり殴ろうとしている人の方へ出るという事です

そうすると相手のパンチの威力は最小に抑えることができます。

(※あなたが武道の心得がない前提で話しています)

 

さて、実際にこれが出来るかどうかは置いていて、知っておいて欲しいというのが、

感情で動く動きと、正解の動きは全く反対であるということです。

つまり感情で動くと損をするという言葉通りなのです。

で、人は言います

「だって怖いものは怖いんだから仕方ないじゃないか!!」ってね

「ふ~ん。だったら一番痛い結果でいいってことですよね?」

「それも嫌だ!!」

人って不思議ですよね(笑)

 

これが感情に支配された人たちの行動原理です。

前に出る勇気もなければ、前に出る為の努力もしようとしない。

その上で一丁前に文句だけは言う

 

こういう人たちだけにはなりたくないですよね(笑)

 

プロスペクト理論を知る質問

では話は戻って、さっそくこの理論を試してみましょう。

今のあなたはきっと冷静なハズなのでピークエンドの時と同じく合理的な判断が出来ると思います。

だけど、今正解な判断を下せたからと言って油断しないでくださいね。

重要なことは、いざ感情によって支配されようというときに今と同じ判断を下せるようにならなければならないのです。

ではいきましょう 🙂

 

(ⅰ)
コイントスをします。裏か表かの確率は1/2です

A:コイントスをしなかった場合、確実に100万が貰えます
B:表が出たら200万円、裏が出たら0円です

あなたはどちらを選びますか??

(ⅱ)
今あなたは200万円の借金を背負っています
そこでコイントスをします。裏か表かの確率は1/2です

A:コイントスをしなかったら確実に100万が貰え、借金は半分になります
B:表が出たら200万円が貰え借金は返済、裏が出たら借金がそのまま残ります

さて、あなたはどちらを選びますか??

 

(ⅰ)と(ⅱ)の答えが一緒だった場合、あなたは理性的な人と言えます。違った場合はもしかしたらあなたは感情で動くタイプかもしれませんね

っというか世の中の80%が違った答えを出します(笑)つまり世の中は感情で動いているということです

もっとも多い回答は(ⅰ)はAを選んだのに(ⅱ)はBを選ぶパターンです。

 

プロスペクト理論の要点

◆今自分が置かれている状況が基準になる(状況・感情などによって都度変化する)
◆その基準からとある事象までの距離に比例して思考は感情に対して甘くなる
◆人はポジティブな事よりネガティブな方に感情が働きやすい

 

①今自分が置かれている状況が基準になる

例えば給料日と給料日前とでは気持ちの持ちようは違いますよね??(笑)

いわゆるお金に余裕がある時と無い時とではどうしても心理状況が違うという事です

つまり先ほどの質問(ⅰ)(ⅱ)でどちらもAを選んだ人というのは比較的心に余裕があるからかもしれない、ということです。

でももしかしたらその状況が変わった時、あなたの答えは変わるかもしれない、ということなのです。

そうならない為にも自分というモノを強く持っておかなければならないのです

状況や環境、人に流されない強い自分にね

 

②その基準からとある事象までの距離に比例して思考は感情に対して甘くなる

先ほどの質問を少し変えてみましょう

 

A:コイントスをしなかった場合、確実に1万円が貰えます
B:表が出たら1億円、裏が出たら0円です

 

どうです??(笑)

人によってこの数字の基準が変わってきますが先ほどAを選んでいた人も、金額が下がったし、Bの方がいいんじゃない?って心が動きませんか??

1万円だったら賭けに出てみようかなって思いません??

これこそ思考が感情に対して甘くなる要因です。

想像を超えてくるもの、自分の基準からかけ離れているものに対して人は判断が甘くなるのです

だからみんな宝くじを買うのですね(笑)

だって当たる確率1%以下なのに、何億を求めて何千何万円払うでしょ??(笑)

 

③人はポジティブな事よりネガティブな方に感情が働きやすい

先ほどの質問を少し変えてみましょう

今あなたは1億円の借金を背負っています
そこでコイントスをします。裏か表かの確率は1/2です

A:コイントスをしなかったら確実に100万が貰えます
B:表が出たら1億円が貰え借金は返済、裏が出たら借金がそのまま残ります

まぁほとんどの人がBを選ぶと思います(笑)

だって1億なんていう借金、というネガティブなもの早くに解消したいですよね??

これも上記の②に同じことが言えるのですが②で触れていないのは負の感情です

人は負の感情に対しては非常に敏感に反応します。

 

例えば先ほどした最初の質問で、

(ⅰ)はAを選んだ(=確実に100万貰える)のに(ⅱ)はBを選ぶ(1/2の賭けに出る)のか。

それはプロスペクト理論の本質が、

自分にとって確実に得となるものを選択する。逆に不確定なものは回避しようとする
自分にとって確実に損となるものを回避しようとする。逆に不確定なものを選択する。

だからです。

つまり、

(ⅰ)のAを選んだ理由は、自分にとって確実に得となるものを選択する。逆に不確定なものは回避しようとする、だからです

確実に100万がもらえるから選択する。逆に1/2で貰えない不確定要素があるから選ばないのです。

では逆に(ⅱ)はどんな心理が働いたのでしょうか??それは、

自分にとって確実に損となるものを回避しようとする。逆に不確定なものを選択する、だからです。

これは少し分かりにくいかもしれませんが、要は

100%100万円貰っても確実に借金は100万円残ってしまいますよね??これを回避しようと思ってしまうんですよ(笑)

この確実に100万の借金が残る、という部分がミソですね。

きっと冷静なあなたは100万の借金が返済できるのだからいいじゃないっていう理由でAを選んだと思います(笑)

それがいざ自分の身に起きた時も同じ判断が出来るのか?ここでみんな迷うんですよね

それほど人は負の感情を嫌います

 

一般的に負の感情は正の感情より2倍以上感度が違うとされています

案外嬉しかった感情は忘れやすいけど、嫌な想いをした時は結構忘れずにいます

まぁ動物としての生存本能なので仕方ないことですが、本能だから仕方ない、ではなく生き物はそういう方向に走ってしまうと知っておいた方が感情はコントロールしやすくなります。

 

ではもう一つ負の感情が強いっていう質問しますね(笑)

 

あなたに確実に50万円をあげるとします。ただその経路として

A:50万を渡す
B:先に100万を預けておくから後日50万を返してね

 

さて、あなたはAとBどっちがいいですか??(笑)

 

まぁ当然Aですよね

これはBが面倒だからという理由もありますが、一番は50万を失う行為というのが人はめちゃくちゃイヤなんですよ

50万をあげるって最初に言っていてもですよ??(笑)

だから直接50万貰うのと、100万から50万を失うのとでは同じ50万を貰えるとしても、感情が動いてしまうのです。

 

ゆえにネガティブな時ほど人は判断を誤りやすいということなんです。

いかがでしたか??

 

体感確率による誤認

 

では最後に体感確率についてご紹介して終わりたいと思います

 

90%の確率で当たりが出ます!!と言われて外れるとすんごいガッカリしません??(笑)

それが二回連続、三回連続となると90%を疑いますよね(笑)

 

逆に10%の確率ですと言われて当たったらすんごく嬉しくありません??

それが二回連続、三回連続となるとミラクルですよね(笑)

 

このように中途半端に確率が高い場合は人は警戒心を払います。

逆に確率が低いと人は期待感を持ちます。

 

だから人は宝くじを買います(笑)

1%以下の確率だからこそロマンを求めてしまうんですね。ミラクル狙いですよ

感情って複雑でしょ??(笑)

 

最後に

世の中はあなたの目に映ることが全てではありません。

あなたの生活の慣れが、全ての可能性を決定づけています。

何をやっても上手くいく人も、何をやっても上手くいかない人も、普段の日常が合っている、間違っているかの違いなのです。

 

だから上手くいっていない人は自分の慣れの状態から抜け出す必要があります。

上手くいっている人は何故上手くいっているのかを検証する必要があります。

可能性を変えたい、広めたい、縮めたいのであるならば、普段のあなた自身を分析する必要があります。

マザーテレサの言葉を思い出しましょう

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

一度あなたの人生、考えてみてはどうでしょうか??

 

追伸:

宝くじを買う事を否定しているワケではないので悪しからず

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