まい助&なな子

ねぇねぇ

さる太

ん?

まい助&なな子

今度練習試合があって審判を任されたんだけどどうしたらいい??

さる太

またアバウトな質問だね(笑)

まい助&なな子

だって初めてなんだもん

さる太

なるほどね~。じゃ~最初にコレだけは押さえておいてねってことを教えておくね

まい助&なな子

おねがいしま~す

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審判員と選手との関係

本来は審判なんていらない存在なのです。みんながルールをキチンと守ればの話しですけどね?

でも人間なので悪さをする奴もいれば、好き勝手にするやつもいる。

そういった問題が起こった時に当人同士では解決できないから、第三者の人間を入れて決めてもらおうってなったのが審判なのです。

そしてその審判員に権限をゆだねるので審判の判定に従いましょうっていうのがフットボールに限らず全てのスポーツに言えることなのです。

だから主役はあくまでも選手である、ということを忘れないでほしいのです。

審判がしゃしゃり出てきて目立ってしまうのは違うということです。まぁ当チーム同士が悪い人たちばかりだったら仕方ないかもしれませんがね(笑)

なので審判はあくまで舞台裏の黒子のような存在なのです。

自分たちがいなくても選手が楽しく納得してプレイできているのならば、それが一番良いのです

さる太

権限があるから審判員が選手よりもエライってことではないから勘違いしないでね

 

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ハッタリが大事な理由

とはいえ審判員は競技規則を施行する一切の権限を与えられています。

あなたの判定一つで選手の、チームの命運を左右するかもしれないのです。

だから選手は真剣です。あなたの態度や姿勢を見ています。

そんな時に例えば、

・姿勢が猫背になっている

・シグナルが不格好である(ひじが曲がっているなど)

・シグナルを出すタイミングが遅い(迷っている風に見える)

・自信がない表情をしている

・笛を口元まで持っていったのに吹かない

などの自信なさげな態度をとってしまうと選手に付け入られるのです。

「本当にあっているのか?」「吹けよ!!」などです。

間違っていても良いのです。権限を任されているのだから自信がなくても自信があるかのように魅せるのがプロです。

・胸を張って猫背にならない(オードリーの春日さんの胸を張った姿は自信があるように見えるでしょ?)

・シグナルはピンと腕を伸ばす

・選手とアイコンタクトを交わして間違いないことを示す

などです。

そうすると、選手の中で「えっ?」ということがあっても納得してくれやすいのです。

権限を預かっている身なのでハッタリでも演じる必要があるのです。

 

さる太

どう見せるかによって自信度が相手に伝わっちゃうから弱腰な態度やひ弱な姿を見せると選手に詰め寄られるよ

伝わり方が大事な理由

あなたがタッチジャッジ(サッカーでいうスローインなど)やファウルを採用する時に「どこで」判定するかによって選手の納得度が変わってきます。

例えばすごく遠いところから笛を吹いた場合、あなたが選手だったらどう思いますか??

「本当にそこから見えていたのか?」

そう思いませんか??

逆に近いところから笛を吹かれた場合、納得がいかなかったとしてもそこから見られていたのならば・・・と納得しやすいのです。

このように、たとえ判定が合っていても疑われ、逆に間違っていても納得してもらえる場面は多々あります。

その違いは何なのかというと「どこで吹いたか」による説得力なのです。

とはいえたまたま笛を吹いたところが遠かった場合どうすればいいのか?

その答えは、

『笛を吹いたあとにでも少しでもいいから選手に近づく』です

ここにはカラクリがあって、選手が審判に判定を求める時というのはタイムリーではないということ。

例えばファウルがあった場合どんな流れになるのか。

①選手が足を引っかけられた⇒②倒れる⇒③受け身をとる⇒④審判にファウルを訴える

こんな感じです。

①の段階で選手は審判にファウルを訴えることはありません。「しんぱ~ん!!」って言いながら倒れませんよね?(笑)そして笛は大体①の時に鳴らすと思います。

この④までの間におおよそ1秒から3秒ほどのタイムラグがあって、ようやく④の時に審判の方へ向いてアピールされるのです。

だいたい1秒もあればその時の走っている速度にもよりますが5メートルは縮められます。

なので笛を吹いて止まらなければ選手に近づける、すると吹かれた選手は近くで見てもらえたという錯覚を起こすので納得しやすい、という流れになるのです。

全てが近くで判定できれば理想かもしれませんがゲーム展開によっては遠くで判定せざるを得ない場合は多々あります。

そういった時でも説得力を持たせるためにも、頑張って近くで判定したよ?という伝え方をしてあげて下さいね

さる太

説得力を持たせるために何ができるのかを考えることが大切だよ

まとめると

初めて審判をするとなると緊張しますし、改めて難しさを感じると思います。

その中で必要なことは何か?と聞かれると、もちろん競技規則をキチンと理解することが一番大事なのかもしれませんが正直、じゃ~競技規則を読みますか?と言われて素直に読む人は少ないと思いますし、多くの人は詳しい人にルールを聞いて覚えていくというのがスタンスではないでしょうか??

なのでルールはやりながら覚えていくということで、では初心者にとって一番大事なのは何なのか?と聞かれると、

1:審判が偉いというワケではない

2:見せ方、ハッタリでもいいから自信があるように見せる

3:選手への伝わり方の工夫。なるべく近いところで見てますよっていうアピール

だと思います。

では新しい審判への一歩、応援しています 🙂

楽しんでいきましょう!!

 

まい助&なな子

なるほど~ハッタリか~。私に出来るかな??

さる太

最初は難しいかもしれないけど、そうだね、まずは腕をしっかり伸ばしてキレイに見せるところから始めたらいいと思うよ

まい助&なな子

うん!わかった~

 

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