ゔーーーー
どうしたんだい??
納得がいかないでし。審判の誤審でし
そういえば昨日試合だったね
絶対あれはファウルだったでし!!聞いて欲しいでし
ファウルとなる基本項目
どんなシーンだったんだい??
全く同じじゃないでしが、こんなシーンだったでし
なるほどね~。具体的にはどんな場面だったんだい??
りす衛門がジャンプしている方でし。ぶつかったでし。すると、りす衛門がファウルを取られたでし
なるほどなるほど
相手はジャンプしていないので悪いのは相手でし!!りす衛門は悪くないでし
ふむふむ。じゃ~一度何がファウルなのかを確認してみよう
ファウルには直接フリーキックが与えられるものと間接フリーキックが与えられる2種類があります。
今回は直接フリーキックが与えられるものをご紹介します。
ファウルとなる7項目
●相手競技者をける、またはけろうとする
●相手競技者をつまずかせる
●相手競技者に飛び掛かる
●相手競技者をチャージする
●相手競技者を打つ、または打とうとする
●相手競技者を押す
●相手競技者をタックルする
ファウルとなる3項目
●相手競技者を押さえる
●相手競技者につばを吐く
●ボールを意図的に手または腕で扱う
これがどうしたでしか??
簡単に言ってしまうとコレら以外にファウルはないってことさ
???
つまり、“相手がジャンプしてないからファウル” なんていうファウルはないってことさ
・・・
相手競技者をける、またはけろうとする、とは
蹴る、というのはそのままの意味ですね。相手を蹴ってはいけません。
では蹴ろうとする、というのはどういった場面なのか。
それは例えばあなたの目の前で足を大きく振りかぶり、今にもあなたを蹴ろうとしている選手がいたらあなたはどうします??
避けようとしません?
でも実際は蹴られなかった場合。これが蹴ろうとする項目に適用されます。
なぜならあなたは回避行動を起こしたのでプレーに専念出来なかったからです。
他にも蹴られると思いジャンプして避けた場合もそうです。一歩間違えるとシミュレーションで逆に警告される危険性もありますが、その選手はケガを恐れてジャンプして避けたのです。
これも蹴ろうとした相手がファウルとして採用されるべき場面なのです。
簡単に言ってしまうと猫騙しもダメだよって感じです
相手競技者をつまずかせる、とは
これは言葉そのままの意味ですね
相手競技者に飛び掛かる、とは
これはもしかしたら言葉そのままではイメージしにくいかもしれませんね。
例えばボールが空中にある場合の競り合いなどで多く見かけられます。
真上に飛んでいる選手、または静態している選手に対して斜め飛びで当たりにいってしまう行為がそれです。
他にも体を入れようとして勢いのまま相手にぶつけたり、
体を入れるのにヒップアタックをするのも飛び掛かりに採用されます
飛んでしまうと方向転換がきかなくなるので非常に危険な行為といえます。
今回りす衛門が採用されたのはこのファウル行為だと思うよ?
・・・
もし相手ディフェンダーがボールの落下地点にいたんだったらジャンプする必要はないしね
・・・
そのポジションはその場所を有している選手のものである、ということを忘れてはいけない。だからボールを奪いたいのであれば相手選手に害を与えないように奪わなければいけないのさ
相手競技者をチャージする、とは
チャージで一番イメージしやすいのショルダーチャージでしょうか??
ただ正確には腰より上半身で行われる行為を指します。
肩でアタックするのもそうですし、武道でいう当身みたいな行いがそれに当たります。
相手競技者を打つ、または打とうとする、とは
打つ、とは手・腕などを用いて相手をアタックする行為を指します。
手でたたいたり、ひじ打ちをしたり、相手の手や腕を払う行為も打つ行為に含まれます
相手競技者を押す、とは
これはことばそのままですね
相手競技者をタックルする、とは
タックルで一番イメージしやすいのがスライディングタックルではないでしょうか?
正確には腰より下の下半身で行われる当たりを指します
他にも腰で相手を突飛ばしたりする行為もタックルといえます
相手競技者を押さえる、とは
手や腕を用いて相手を持ったり引っ張ったりする行為です
どうして7項目と3項目に分かれているでし??
良い着眼点だね!!簡単に言ってしまうと7項目はフットボールの中で起こり得る反則、3項目はフットボールではない反則としているんだ
押さえる、は7項目側に入らないでし?
そうなんだ。サッカーは足で行う競技でラグビーとかではない、という考え方さ。だから押さえる行為は7項目に比べて厳しく判定されるんだ
なるほどでし
画像から起こり得る判定をしてみよう
りす衛門がファウルを取られたという画像を見て起こり得るファウルを考えてみよう
攻撃側が取られる可能性があるファウル
ファウルを取られない正当なプレイとは相手に触れずにボールをかっさらう事です。
当たったとしても良識の範囲内で、考慮として相手の身の安全が保障されているかどうかです。
さて攻撃側としてファウルを採用される場面は先にも述べた通り「飛び掛かる」です。
相手を潰しながらボールを奪うプレイです。
おおよそその場合、飛び掛かった選手は相手選手と衝突し、ぶっ飛びます。
一見すると攻撃側がひどい目に合っているので審判はついついディフェンス側のファウルを採用しがちですが、普通に考えるとオフェンス側の自業自得なパターンです。
この場合はオフェンス側の配慮の無さですし、斜め飛びは方向転換がきかないプレイですので危険な行為ともいえます。
このジャンプの高さや当てた部位によって「チャージ」や「タックル」に行為が変わってきます
守備側が取られる可能性があるファウル
では逆に、オフェンス側が正当な競り合いを行っているにも関わらずディフェンス側がファウルをした場合を考えましょう。
この画像の場合、ディフェンス側で起こり得るファウルは相手を「押す」「打つ」「押さえる」だと思います。
押す場合で多いのが後ろからのパターンです。
相手が垂直にジャンプしているのを後ろからポンと押し、ボールの落下地点からずらそうとする行為、あるいは相手のバランスを崩そうとする行為です。
打つというのは、ちょうどこの画像のような場面で起こりやすく、
体を入れようとして相手の動体へ手やひじ打ちを当ててしまう行為です。一線を越えると暴力行為として「乱暴」にて一発退場があり得ます。
押さえる行為とは、この画像のような場面でも起こり得る行為で、
例えば相手ユニフォームを掴む、腕をつかむ、肩を掴む、などの行いです。
以上がディフェンス側で起こり得るファウル行為です。
よくあるシチュエーションなのでどのファウル行為なのかをシッカリ見極めましょう
こんな場合どうします??
フライボールが飛んできました。
ディフェンス側はただボールの落下地点にいます。トラップしようと準備しています。
そこへオフェンス側が勢いよく走ってきて危険な角度から走り幅跳びのようにジャンプ
ディフェンス側はそれに気づいていません
両者は激しくぶつかり合いました。
ディフェンス側は大丈夫だったようですが、オフェンス側はぶつかった後、頭から落下。
その結果出血、意識不明にて救急車で搬送されました
あなたの判定はいかに??
判定は審判の主観によるのでコレが答え、というものはありません。
が、この問題は明らかに偏った内容となっています(笑)
あなたならどう判定しますか??
ひぇ~、、、大惨事でし
結果や惨状で判断するのではなく、その行為がどういったものだったのかを冷静に判断する必要があるね
この場合だったらどう判定するのが正しいでしか??
これが正解というのもアレだけど、まず冷静にオフェンス側がファウルであるのは間違いないよね。そして相手の身の危険を無視した行為として警告は絶対に必要だと思うね。最悪必要以上の力を用いたとして退場もありえるよね
救急車で搬送されたのにでしか??
あくまでも冷静に判断を任されているのが審判だからね。あなたが悪い、というのを見極めなければならないから惨状や選手の言い分で判定を変えてはいけないよ
審判さんも大変でし。文句を言ってごめんでし
審判も人間だからね。そら間違えることも勿論ある。だからといって開き直るのも間違っている。選手がいて、審判がいて試合は成り立つんだからお互いに尊重し合うのは大切なことだね