まい助&なな子

先生!!

さる太

先生ではないけどね。なんだい??

まい助&なな子

ルールブックって読まないといけませんか??

さる太

いや(汗)さすがに読まなくてもいいよ~なんて言えないだろ

まい助&なな子

でもでも、読まなくても先生から教わった方が早くない??

さる太

ん~まぁ確かにそうかもしれないけど、本質的なところは知っておいてほしいかな

まい助&なな子

本質ぅ~??

 

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人というのは言葉で生きている

これは審判がどうのという前に、全てのことで言える人間の本質です。

人間というのは言葉があって、そして行動にうつす生き物です。

たとえば「お腹が減った」という言葉から「何かを食べる」という言葉があって行動に移すのです。

当たり前ですが、ここが非常に大事なので意識してください。

つまりロボットのように、無意識にお腹が減って、無意識に何かを食べる、なんてことはあり得ないのです。

 

こんな経験はありませんか??昔無かった言葉で

肉食系男子(or女子)、草食系男子(or女子)

この言葉を見て聞いた時点であなたは自分がどちらなのかを判別してしまいます。

そして肉食系なら肉食系の、草食系なら草食系の行動を自然としてしまうのです。

 

さる太

人は言葉があって初めて行動することができる。逆をいうと言葉が無ければ行動することができない生き物なんだ

 

競技規則を読まなければならない理由とは

端的に言うと行動に移せる言葉が書かれているのが競技規則です。

だから正しい判定をするとなると言葉を知らないとそもそも笛が吹けない、ということになります。

そしてなぜ吹いたのかも分からないのです。

競技規則を読むという事は、競技規則に書かれた言葉を用いて行動できるようになる、ということなのです。

 

競技規則を読む前というのは自分の経験や感覚で笛を吹かれている状態です。

だからその日の調子や具合、そして起きた事象によってブレが生じるのです。

しかし競技規則に書かれた言葉によって行動された結果は成長や反省はあれど、ブレることは無くなるのです。

 

さる太

「フットボールの審判をやってみよう②」で説明したファウルの7項目と3項目を知っているからこそファウル判定ができます。知らないと “ジャンプしていないからファウル” なんていう謎のファウルが生まれてしまいます

 

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あなたらしさが出せるようにするため

まい助&なな子

自分らしさって何ですか??

さる太

簡単に言ってしまうと解釈の違いかな?

まい助&なな子

解釈ぅ~??

さる太

例えば “人殺しはダメ” とする

まい助&なな子

うん

さる太

でもそれが “親の仇だった場合” はどうする??

まい助&なな子

ん~、、、

さる太

ここで人によって価値観が違うので「それでもダメ」という人もいれば、「それだったら仕方ない」という人もいる。その解釈を審判員によって任せられている、ということなんだ。だから競技規則をまず読んで理解しておかなければならないんだ

まい助&なな子

へぇ~、なるほどなるほど

 

例えばファウルの中に「けろうとする」という項目がありますが、蹴ろうとした、というのは完全に審判の主観です。

選手でも他の誰でもありません。

ハンドの判定に、「意図的にボールを手または腕で扱う」と書かれています。

意図的に、の部分は完全に審判の主観です。

反則を犯した選手の本当の意図は関係なく、審判が見て、意図があったかどうかを判断するワケです。

だから選手が意図的にハンドを犯したとしても、審判が偶然手に当たっただけ~って判断したら、それは違反ではないのです。

 

ファウルの判定も、実はそれを行うことによって相手に影響があったかどうかを基準にしています。

フットボールというスポーツをしているので足が当たることは当然ありますよね??

でも当たるだけではファウルにはなりません。

“当たる” と “蹴る” とでは大きな違いなのです。

 

話しが少しそれましたね。

競技規則の表紙には英語でこのように書かれています。

Laws of the Game

どちらかと言えば “規則” というより “法” に近い感覚です。

法律とはルールです。

人々が安心して安全に暮らせるように制定されたものをルールといいます。

だからルールは時代によって変化していくものなのです。

規則というのは絶対不変なもの。

 

例えばフットボールでいう、バスケのように手でドリブルが出来ない。これは規則です。

しかしボールが手に触れて違反となるかどうかの境界線はルールです。審判の主観です。

 

サッカーでいうオフサイド=待ち伏せは、禁止です。これは規則です。

しかしその違反かどうかの境界線はルールです。審判の主観だし、年々ルールの改定が行われています。

 

競技規則の本の中にはこの規則のものとルールのものが散りばめられています。

このルールの部分があなたの解釈によって適用が変わる面白い部分なのです。

いかがでしたか??

ぜひ競技規則を読んでみて、もっとあなたらしい審判員を目指してみて下さい

 

まい助&なな子

なんだかオモシロそう

さる太

自分らしさもそうだし、理論武装もできるようになるからね。ぜひ読んでみてね

余談ですが、、、

さる太

僕は競技規則を読むのは嫌いです(笑)

チャンチャン♪

 

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