せんせ~
先生ではないけどね
頭が良くなるためにはどうしたらいいですか~??
なんだい?その質問は
あとあと~、運動神経も良くなりた~い
私も知りたいわ!!・・・ん~まぁでも良くなる方法はあるよ??
えっ!?うそうそ~知りた~い
とはいえ簡単なことではないけど知っておいてね
人生は幼少期で決まる理由
簡単に言ってしまうと12歳までにどう育ったかによってその人の人生はほぼ決まります。
それはなぜかと言うと12歳まででその人のスペック(=性能)が決まるからです。
スペックというと人聞きが悪く感じるかもしれませんが、残念ながらこれは事実です。
ただ一言に “性能” っと言っても言葉の定義が広すぎるので私はこう定義します
人で言う性能が高いとは、考える力がある、ということ
こう定義してしまえばシックリくるのではないかな?と思います
まぁここの考える力っていうのも、何の?っと聞かれたらまたまた絞っていかないといけないのですが、ここは「様々なことを考える力」と言葉を濁しておきます。もしかしたらこの記事を読まれた後だとその答えが見えてくるかもしれません。
では人でいうスペックの正体とは何か??
その答えは脳神経の発達度合にあります
この脳神経の発達こそが木でいう根っこの部分にあたります。
この根っこが短く、また数が少なかったらそれだけ成長は遅くなりますし、また成長してもすぐに倒れてしまいます。
花を咲かせることも難しくなるでしょう。
幼少期にいかにこの脳神経を成長させることができるかが今後の大きな分岐点となるのです
脳神経が豊かに育つとモノの考え方や見方が広がり、集中力の高い人になるよ
次にどの過程で何が育つのかを確認してみよう
その人の性格が形成されるまで (0~3歳まで)
その人の人柄や性格の基本は3歳までに形成されるといいます。
なのでこの期間に良いモノを嗅ぎ、聞かせ、見せて、触らせてあげることが重要になってきます。
またハイハイが出来るようになったら赤ちゃんの思うように動かせてあげることも重要になってきます。
赤ちゃんの感受性は非常に高いので、脳神経の発達はすでに始まっています。
ここで危ないからと言って赤ちゃんに何もさせなかったり、夫婦喧嘩を見せてしまったりすると、、、
あとは想像にお任せします(汗)
愛情いっぱいに育ててあげてね
あと子供の抱っこ要求は全て叶えてあげるようにしてね。とても重要です
その人の能力が形成されるまで (プレゴールデンエイジ 3歳から8歳まで)
二足歩行が主流になってきた時期から8歳までをプレ・ゴールデンエイジ(=黄金の成長期・前)といいます。
神経回路が80%まで形成され、急激な成長を迎える時期です。
運動能力の基礎は、この年代で形成されます。
ここで勘違いしやすいことなのですが、運動能力、というと運動神経、すなわちスポーツを連想すると思いますがそれは違います。
運動とは例えば眼球運動など、スポーツに限らない全ての動作のことを指します。
この動作を上手く使いこなせるようになるかで今後の成長度合いが大きく変わってきます。だから超重要な時期なのです。
運動音痴だという人はこの時期に体を動かすことが少なかった人に多く見られます。
また勉強などの頭の良さというのも、実は運動能力によって左右されます。
落ち着きがない、集中力が低いというのも、この時期に体を動かすことが少なかった人に多く見られるのです。
要は、可愛さのあまり無理もありませんが、過保護に育ててしまったらいけない、ということです。
では何をさせてあげたらいいのか??
それはとことん子供を外で遊ばせることです。そして一緒に遊んであげることです。子どもが興味を示したことをとことんさせてあげて下さい。
とにかく、たくさん体を動かせることが重要。何かを教え込もうとするのではなく、です。
脳神経はさまざまな動き、運動を体験させることで神経回路がつくられ、それが多方面に回路が発達します。
例えば「走る」と「投げる」で、走りながらボールを投げる、みたいな感じです。
このような動作が自然にできるようになれば、成長して一つのスポーツを選択した場合、専門的な技術を早く覚え、高いレベルに引き上げることができます。
これは勉学にも同じことがいえます。
次のゴールデンエイジに備えてしっかり能力の基礎を作ってあげてね
とはいえ、近年子供が外で遊ぶ時間は昔と比べて半分以下にまで下がっているみたい。だから昔は勝手に子供が遊びの中で学んでいたことを、今は親がなんとかしなければならない時代と言えるね
その人の技術やセンスが形成されるまで (ゴールデンエイジ 9歳から11歳まで)
運動において何でも即座に習得できることから、ゴールデンエイジ(黄金の成長期)と呼ばれています。
神経系の発達がほぼ100%になるため、動きの習得にもっとも適した時期といえます。
この時期に覚えたことは一生ものとなります。
プレ・ゴールデンエイジで習得した能力をもとに、ゴリゴリ技術を習得していきます。
スポーツで重要となる基礎技術や高度なテクニックもこの時期に覚えさせましょう。
何でも吸収できる時期なので超超重要です。この機会はもう二度ときません。
また、精神面でも自我が形成されてくるので戦術や状況判断などを考えさせるのにも最適。
しつけや人間教育を行うのもこの時期です。
もちろん勉学もです。
ただ筋肉は未発達なため、パワーやスピードを要求してはいけません。
筋トレの要素よりは、テクニック重視です。
よくこの時期に過度の筋トレやトレーニングをさせる大人がいるけど時期が違うってことを覚えておいてね。逆に体を壊してしまうからね
それまでに培った能力や技術をより高みへ形成する (ポストゴールデンエイジ12歳~15歳)
ゴールデンエイジが過ぎ去り、大人になる為に体格が大きく変わり始める時期。
骨格や筋力が急激に発達するので、パワーやスピードが備わります。
その影響で今まで出来ていたことが一時的にできなくなったり、技術の習得に時間がかかってしまうこともあります。
だからこの時期に筋トレや各種トレーニング、反復練習を行うのが良いとされています。
また戦略的な理解が深まる時期なので、実戦を交えた指導が効果的です。
人間にはその時期その時期にやるべきこと、しなければならない事があります。時期を外さないように気を付けてね
なぜ幼少期でほぼ人生が決まるのか?
簡単に言ってしまうと 大人になると“新しい技術を習得しようとしない” あるいは “しなくなる” からです。
もっと端的に言うと、 “物事に興味をもたなくなる” からです。
私は脳神経の発達において一番重要視しているのが “好奇心” だと思っています。
知ろうとする心、です。
基本的に人というのは新しいこと、違った側面を知ろうとしない生き物です。
それはなぜか??
答えは簡単。面倒だからです
考えるだけ、しんどいからしないのです。
だからコレはこうなんだ!!っと断言してしまう。疑問に思う事もなく、、、ね?
人は不安定を嫌がります。当たり前ですよね??
自分にとっての安定とは慣れのことです。つまり新しいことというのは不慣れ=不安定なんです。
だからしない。至極まっとうなことなのです。
これが人生をほぼ決定させる要因です。
最初に戻りましょう
人は幼少期でスペック(=性能)が決まると言いました。
私の定義では性能とは考える力があるかどうかでした。
ハッキリか、あるいは何となくでも伝われば嬉しく思います。
人生は広く浅くっていうけど、本当なのかもしれないね
うへぇ~。なんだか壮大なお話しになってしまったよね~
知ろうとする姿勢があれば大人になっても遅いことはないと思うよ