せんせ~
先生ではないけどね
才能ってなんですか??
また難しい質問だね
才能がなかったらダメなのかな??
ダメってことではないよ。そうだね~。じゃ~少し才能について勉強してみようか
頭脳明晰、運動神経抜群。これって生まれつきの才能??
生まれつきではない、ということが近年の科学の発展で分かりました。
確かに遺伝によって体格や身長差、個性などはあるので “成りやすさ” は、あるかもしれません。
しかしそれで全てが決まるのか?といわれたらそうではないのです。
あくまでもそれは ”成りやすさ” だからです。
では何で決まってしまうのか??
それは子供時代に
“どう育ったのか” に、尽きます
だからある意味では “どう育てたのか” に行きつく親の責任になっちゃうワケです(笑)
親御さんにとっては耳の痛いお話しになってしまうね
運動が苦手、集中力がない、あきらめ癖がある。どうして??
少し辛辣な言い方になってしまいますが、脳の容量が小さいからです。
逆を言えば脳の容量を増やす努力をすれば良いだけ、という話しになります。
脳の容量のお話をすると、これを能力ではなく脳力というのですが、脳の処理能力が低いとそれだけ体にかかる負担は大きくなります。
電子機器でも処理能力が低いものはすぐに熱を持ちますよね?それと同じことが頭の中で起こります。
つまりすぐに脳がギブアップしてしまう為に集中力がない、あきらめる、癇癪を起こす、という行動をとってしまうのです。
逆に脳力が高い人というのは余裕があるので問題解決能力があります。だから諦めないし、やるべきことが分かっているので集中力もあるのです。
これは運動にも同じことが言えます。
単純な容量の話しなので、頭が良い、悪いというのはあくまでも結果なんだ
ではどうしたら良いのか??
脳力を高めればいいのです。能力ではありません
なぜ子供を外で遊ばせなければならなかったのか??
それは子供は外で多くの事を学ぶからです。
例えば木登り。
どこに足をかけて、どこに手を置くのかをまずは考えます。
登ったら登ったらで今度は下に落ちないように注意を払いながら、上へ上へ登っていきます。
これだけでも脳は驚くほど活発に動き、成長していくのです。
ここで重要なのは、何かをしながら何かをする、という同時動作。あるいはやったことのない動作です。
分かりやすく説明してみると、例えばAという神経、Bという神経、Cという神経があったとします
普段なにもしなければこれらの神経はそれぞれ独立した神経であり、この状態が容量が低い状態と言えます。
では実際にどんなことが脳の中でおきているのかというと、
ある単独の動作や慣れ親しんだ動作をする時というのは、Aの神経を、あるいはBの神経を、またはCの神経だけを使用します。
なので何か問題が起きた場合、あるいは対処しきれないほどの情報が入ってきた時というのはその神経だけでは処理しきれず、パンクしてしまうのです。
しかし複数の同時動作や、やったことがないことをした時というのは、
Aの神経、Bの神経、Cの神経を同時に使うことになります。
すると脳の中で不思議なことが起こり、なんとAの神経とBの神経とCの神経が繋がる動きをするのです。
この繋がった線をシナプスといいます。
このシナプスの量が脳力に比例するのです。
つまりAの神経で問題が起きても、繋がっているのでBやCの神経でも考えられるようになるのです。
だから余裕が出来るし、発想が浮かびやすくなったり、集中力が高まるのです。
そしてこのシナプスが爆発的に成長するのが3歳から8歳までなのです
だから幼少期で子供の人生が決まる理由がここにあります。
この時期に親のエゴか何かで過保護に育ててしまうと驚くほど脳力に恵まれない子供になってしまいます。
要は人間と言っても動物なのです。
ある程度負荷があってこそ成長するのです。
ただし、負荷といってもバランスは大事ですよ??
だから慣れって怖いんだ。自分の性格なんかも究極の慣れですからね
一言に才能とまとめると、才能とは何なのか??
じゃ~子供時代に必要なことをしてこなかったらもう終わりなの?
そうとも限らないと思うよ
どういうことぉ??
世の中というは早いに越したことはないけど、遅くてダメってことはないんだ。ただあるのはリスクが高いか低いかだけ。歳を重ねればそれだけ色んなリスクがかかるからね
大事なのは変わろうとする意志があるかないか、だけじゃないかな?その為に必要なことは自分の良い面も悪い面もきちんと受け止められる度量を持つことかな
先にも述べと通り、人には ”なりやすさ” はあれど、それで決まりかと言われるとそうではないと言えます。
いわゆる才能に満ち溢れていた子が潰れていく事例はざらにありますし、逆に才能のかけらもなかった子が晴れ舞台に立つこともざらにあります。
じゃ~その差は何なのか?というと答えは簡単で、
努力する方法を知っているか知らないか、あるいは
努力する方法があっていたか間違っていたか。
それだけだと思います。
これがたまたま指導に恵まれた環境であったならば、努力する方法を、正しいトレーニングを積むことによって才能が開花する人生を歩めると思います。
これはたまたまの場合、ですよね
じゃ~そのたまたまに頼らない場合はどうしたらいいのか??
その行き着く先はやはり ”思考力” になります。
努力する方法を知ろうとする思考力。この努力のやり方であっているかどうかを考える思考力。
これが必要になってくるワケです。
いわゆる分析力、とも言い換えられますね
その分析力こそ、先にもお伝えした通りの脳力に直結するワケです。
Aの神経だけでしか考えられるない、方法しか知らない状態で成功できなかったのならば、それをどれだけやっても成功できないのは自明ですよね?
いかに思考力が大事なのかがご理解いただけると思います。
その思考力が成長しやすいのが子供時代。(=無意識にシナプスを作るから)
だから親の教育の仕方でお子さんの一生がほぼ決まります。
大人になってしまうと意識しなければ難しくなります。(=意識しないとシナプスは作れない)
運動や新しいことを始め、そして同時に意識しながらトレーニングしましょう。
何気に言っている ”意識” が非常に重要です。
高い意識をもっていたら大丈夫さ
だ、だだだ、大丈夫かな??
大丈夫。ちゃんと教えていくからゆっくり慣れていくといいさ
よろしくおねがいしますぅ~